カレーといえばクミンシード

クミンシードは、目隠しをして嗅げば誰しもがカレーと思うようなスパイスです。インドだけではなく、中近東やメキシコ、南米でもその土地の料理に欠かすことのできない存在といえるでしょう。カレーを調理する際には真っ先に使うことからスタータースパイスとも呼ばれ、熱した油に2~3粒投入するとカレーの良い香りが充満します。
そんなクミンシードには、食欲増進や消化促進、抗がん作用などが期待できる他、胃痛の改善にも効果を発揮するといわれています。さらに、最近では含まれる植物ステロールが体脂肪を少なくすることからダイエット効果も期待できるなど、想像以上の効能を持っているといってよさそうです。カレーはもちろんのこと、ハンバーグのたねづくりにブラスするのも良いでしょう。クミンシードを使ったハンバーグは「キョフテ」と呼ばれるトルコ料理の一つです。香り豊かなハンバーグならいつもと一味違った雰囲気を楽しめてダイエットまでできてしまいます。玉ねぎを炒める前に、カレー同様、スタータースパイスのように使いましょう。また、野菜炒めにクミンシードを少しプラスするというのもおすすめで、いつもの料理を簡単に一変させることができてしまいます。さらに、スパイスを使って本格的なカレーを作るなら、ライスも少し手を加えてあげましょう。カレーのスタータースパイスに使うクミンシードを少し多めにし、一部をお米に加えて炊けばOKです。たったこれだけでレストラン並みのカレーが完成します。
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