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スパイスの中で最も刺激的なクローブ

クローブは数あるスパイスの中で最も強いといわれるほど刺激的な香りがするスパイスで、遠くからでもそれとわかることから百里香(ひゃくりこう)という別名まで付いています。また、非常に独特な香りがするもののバニラを思わせるスウィートな甘さもあり、昔から料理やハーブティー、香水などさまざまなものに使われてきました。クローブの精油には鎮痛効果や防腐効果があり、歯科医が歯痛や歯根管治療で使うことも珍しくありません。口臭消しやうがい薬などにも効果を発揮してくれます。他にも、抗酸化作用が期待できるオイゲノールと呼ばれる成分も含まれていたり、胃腸を整えたり身体を温める効果も期待できます。

クローブを料理に使うのなら、肉の臭み消しというのが定番です。ポトフやビーフシチュー、カレーに使うのは良く知られており、特にカレーに欠かせないガラムマサラにはクローブが含まれています。ただし、前述しているように非常に香りが強いことから使い過ぎには注意が必要で、ホールで使った場合は後で取り除くのを忘れないようにしましょう。肉の切れ目に入れておけば後で簡単に取り除くことができます。また、インドで日常的に飲むスパイシードリンク、マサラ・チャイにもクローブは欠かすことができません。水と紅茶を鍋に入れたら、ショウガやシナモン、コショウなどと一緒にクローブを煮立てて沸騰させましょう。その後、砂糖や牛乳を加えてさらに煮込めば本格的なチャイが出来上がります。

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