辛さ控えめカシミリチリ

スパイスは最近ではスーパーに行けば結構な種類が並んでいますが、世界には1,000を軽く超えるほどの種類があるといわれています。これだけ数があれば日本で入手するのが難しい種類があるのも当然のことで、カシミリチリなどもその内の一つといえるでしょう。
カシミリチリは、インドの北部に位置するカシミール地方で栽培されている唐辛子のことです。日本国内ではほとんど流通していないことを考えれば、大変過小価値の高いものということができるでしょう。激辛のイメージのある唐辛子の中でカシミリチリの辛さはさほどではありません。また、独特の香りがあってチリの旨みも楽しむことができます。そのため、入手できさえすればカレーにプラスするといつもより風味をアップさせることができるはずです。また、カシミリチリは非常に鮮やかな赤色をしていることも特徴なので、一目で他のチリパウダーとの違いがわかるはずです。
また、カシミール地方と聞くとカシミールカレーを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。しかし、カシミールカレーはカシミール地方を発祥としたカレーではなくカシミリチリを使ったカレーでもありません。日本のレストランが考え出したもので、カシミリチリとは打って変わって激辛タイプのカレーです。激辛カレーを作るのなら、カイエンペッパーを使うのがおすすめです。ペッパーと付いていますがカイエンペッパーはブラックペッパーの仲間ではなく列記とした唐辛子の仲間です。
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