白い料理に最適!ホワイトペッパー

日本でコショウといえば昔から瓶に入った粉末タイプのものがよく用いられていましたが、これはブラックペッパーとホワイトペッパーがブレンドされたものです。どのレシピを見ても必ずといって良いほど「塩コショウ」と書かれており、コショウはスパイスの中ではもっともポピュラーなものということができるでしょう。一方、西欧で料理に使われるといえばブラックペッパーがメインであり、肉料理にアクセントを添える欠かせないスパイスとして長く重宝されてきた歴史があります。日本の家庭でも、ブラックペッパーのホールをペッパーミルで引いて使えばコショウとはまったく違った本格的な味わいになることに驚いた方も多いのではないでしょうか。そしてホワイトペッパーはブラックペッパーよりも刺激は弱めで、どちらかといえばプロの料理人が使うといった雰囲気があります。ブラックペッパーは成熟したコショウを果皮ごと乾燥させていますが、ホワイトペッパーは実だけを乾燥させて作られています。
現在でも家庭でホワイトペッパーが使われる頻度はそれほど高いとはいえないでしょう。しかし、ブラックペッパーよりもマイルドなことから白身魚のムニエルや卵料理にはぴったりのスパイスといえます。また、ホワイトソースやクリームシチューなど白さをそのまま残したいけれど辛みもプラスしたいといった時にはホワイトペッパーが最適です。さらに、煮込み料理やピクルスにはホールのままで使うのが一般的です。
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