本格的な風味を求めるならバニラビーンズ

ちょっと本格的なプランやアイスクリームには黒いツブツブが入っていることがありますが、これがバニラビーンズというスパイスです。甘い香りをつけることを目的に使われるスパイスで、パウンドケーキやシフォンケーキ、ミルクティーなどに使ってもより風味豊かにいただくことができます。バニラエッセンスという手軽に使える液体もありますが、やはり本格的なものをと思うならバニラビーンズを使うのが一般的です。
バニラビーンズは細長い鞘状のものに入っており、使う時にはナイフで縦に割いて中の種をこそげ取るようにします。取り出した種はそのまま使いましょう。バニラビーンズは収穫したばかりだとほとんど香りはありませんが、そこからゆっくりと発酵・乾燥を繰り返すことで甘くかぐわしい香りが漂うようになります。鞘の表面には白っぽいロウ状のものが付いていることがありますが、これはバニラクリスタルという結晶です。また、種を取った後の鞘も捨てるのはもったいないので使ってしまいましょう。洗ってしっかりと乾燥させ、シュガーポットの中に入れておくだけでバニラシュガーが出来上がります。紅茶やホットミルクを飲む時に使えば鼻先にバニラの甘い香りが漂ってきてより一層リラックスできそうです。ドライフルーツの洋酒付けなどに入れるというのも良いでしょう。さらに、洗って乾燥させた鞘は砕けば種と同じようにして使うこともできるので捨てずに使うのがおすすめです。
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