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インドの民族衣装「サリー」

インドには何種類かの民族衣装がありますが、その中でも最も有名なのがサリーです。サリーはインドの中でも特に南部で女性が着用する民族衣装で、インド以外でもパキスタン、バングラデシュ、スリランカなどで使用されています。「サリー」という言葉はもともとサンスクリット語で「細長い布」という意味がありますが、名前の通り5メートルから8メートルもある長い身布を体に巻きつけて着用するようになっています。身体に巻きつける際には、ペチコートに布をはさみ込んでいくのが上手に着るためのコツで、布を最後に肩にかけることによって美しいドレープができます。女性の身体を美しく見せるという点ではメリットの多いサリーです。素材はシルクの他にコットンなどもあります。

布地を裁断しないでそのまま着用するのがサリーの特徴で、トップには「チョリ」と呼ばれる短いブラウスを着ます。サリーの歴史は非常に古く、5000年前から着用されていたといわれています。日本の着物と同様、現在ではパーティーなど晴れの席でしかサリーを着用しない女性もいますが、農作業をする際にもサリーを着る女性はまだまだたくさんいます。家事や農作業をする場合には丈を短くして着用し、パーティーなど改まった席では足首を隠すほど長くゆったりと着るなど自由自在です。こんなふうにインドの女性は生活シーンに応じて上手にサリーを着こなしています。プリーツの寄せ方など細い着方は地方によって異なります。

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