香辛料やハーブを使ったインドのカレー

カレーは日本人の最も好きな食べ物のひとつですが、そのルーツはインドにあります。インドでは朝昼晩、1日3食カレーを食べることも稀ではありません。日本ではカレーと言うとカレールーを使って作ることが多いのですが、インドではカレーはいわゆる「おふくろの味」で各家庭によって味が違います。カレーにはターメリックやコリアンダー、シナモンとクローブ、そしてクミンその他十数種類、時には20種類以上のスパイスやハーブが使用されていますが、その組み合わせは家庭によってまちまちです。地方によってもカレーは異なっておりその地方独特のカレーを楽しむことができます。
カレーは日本ではスプーンを使って食べることが多いのですが本格的に食べるなら右手を使って食べるのがおすすめです。ご飯とカレーの場合、手で食べるのはかなり難しいのですがナン(大きな平たいパン)を使ってカレーを救うようにして食べるとそれほど難しくありませんのでぜひトライしてみてください。「カレー(curry)」という言葉はイギリス人がつけた名前で、本場インドでは「コルマ」「サーグ」などの名称が使用されています。日本の家庭で作られているカレーはイギリス経由で入ってきているため、インドのカレーとはかなり違ったレシピになっています。カレーには様々な香辛料が使用されているため、薬膳の効果も期待できます。健胃作用や発汗作用もありますし、殺菌効果もありますので気温の高い地域の食べ物としては最適です。
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