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多くの人材を輩出した南インドのタミル料理の定番とは

南インドのタミル・ナードゥ州は、インドの南東部に位置しており、西ガーツ山脈がモンスーンを遮り、かつ東部は肥沃な大地が広がっているところです。教育水準が高いところで、多くの優秀な人材を輩出しており、例えば、インド人で初めてのノーベル賞受賞者や世界的に有名な数学者は、こちらの州の出身です。

インドは色々な言語を話し、色々な文化を持つ人が存在しているため、同じ国の中でも食文化は多様です。タミル・ナードゥ州あたりの食文化は、タミル料理と呼ばれており、主食は米です。レンズ豆やウラド豆など、色々な豆類を使ったり、カレーリーフや、コリアンダー、タマリンドなどの香辛料を多く使うことも、タミル料理の特徴です。

タミル料理の朝食といえば、ウラド豆やじゃがいものペーストを小麦粉と混ぜて揚げた「ワダ」が有名です。黒胡椒やカレーリーフを入れて揚げることもあり、チャツネ(ソース)やサンバル(スープ)に浸して食べると大変美味しいです。ワダは、露天や駅のホームだけでなく、レストランでも食べることができる、まさにタミル料理の定番です。

昼食には、ラッサムという辛くて酸っぱいスープがよく飲まれています。インドで定食にあたる「ミールス」の中に含まれることが多く、ラッサムをご飯にかけたり、ティファン(米粉やセモリナ粉などで作られたパンみたいなもの)と一緒に食べたりします。インドの食文化に慣れていない日本人の多くは、ラッサムをそのまま飲んで、あまりの辛さに悶絶することがよくあります。

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