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インドはカレー発祥の地ではない?!一体どの国がカレーを誕生させたのか?

インド料理といえば、カレーを思い浮かべる人が多いと思いますが、実はカレーの発祥地は、インドではないのです。インドの固有の言語の中に「カレー」という文字はなく、外国人が、スパイスをふんだんに使ったインド料理のことを「カレー」と呼んでいるだけなのです。ただし、レストランなどでは、観光客のために、「豆カレー」などのような表示しており、インド人からしてみれば、外国人がカレーと言っているものは、サーグ(青菜のカレー)だったり、サンバール(スープ)、コルマ(生クリームなどを使った煮込み料理)だったりするのです。

それではカレーの発祥地はどこかというと、諸説あるので限定はできませんが、イギリスであるという説が有力です。インドにいち早くやってきたポルトガル人が、インドの煮込み料理を、タミル語の「Kari」から、「Carel」と表現し、それを後からやってきたイギリス人が、自分たちが読みやすいように「Curry」としたという説があります。

あるいは、イギリス人の船乗りたちが、大好きなシチューを食べたいけれども、ミルクだと腐ってしまうので、作れない。そこでシチューの食材をインドの香辛料で煮込んだことで、イギリス式カレーが誕生したという説もあります。

いずれにせよ、インド総督のヘースティングズが、自国イギリスでカレーをで紹介すると、これが爆発的な人気となりました。あらかじめスパイスが調合されたカレー粉がC&B社によって販売されるに至って、カレーはイギリスで、家庭の味となりました。その後、イギリスが植民地などで広めたので、カレーが世界的に広まったという説が有力です。

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